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2007年9月24日 (月)

いつの間にか1年…

 HP「熊男の住処」、ブログ「洞穴日記」を立ち上げてから、いつの間にか1年経った。早かったようなそうでもないような…。
 
 10年前、当時自分が持っていたエネルギーの全てを注ぎ込んだ修士論文を、誰かに読んでもらいたいというのが、HPを立ち上げた直接動機だった。ちょっと前のブログで書いたように、最初の頃はHPやブログの題名でさえもなかなか検索にかからなかったが、最近は「国語教育」でも拙著がかかるようになった。面白いところでは中教審の会長である梶田叡一氏(兵庫教育学長)のお名前でも、拙著「自己認識~」がヤフーの検索にかかるようになった。(実は論文内でお言葉を引用させていただいているのだ)。その他「行為としての読書」とか「自己認識」「記号論」とかでも結構上位の方にでてくる。暇なときに検索して面白がったりしている。少しはいろんな人に読んでもらっているということだろうか。(やたらと怒る教員がどんなHPを作っているのか身辺調査されているのかも知れないが^^;)

 9年前、教育現場に戻った直後に、九州高等学校国語教育研究会の九州大会(宮崎大会)で大分代表として発表させてもらった。修論から現象学と記号論に関する項目をばっさり切り捨てたダイジェスト版に、新しい実践分析を添えた発表原稿を用意した。
 会場に着いたら、びっくりするぐらいの歓迎を受けた。ボスみたいな人に「あなたの発表が今回の目玉だから。」などといわれた。当地の先生による公開授業はあきらかに「空所」を意識した展開だったし、全体会では私自身の実践「キーワード探し」の対象となった教材の筆者である池澤夏樹さんが講演者として呼ばれていた。さらには私の発表は、全体会も行われたホールがそのまま会場となった。

 だだっぴろいホールの、直前まで池澤さんが講演していた演壇を前にして、私は完全に舞い上がって真っ白になった。しどろもどろになって自分が書いた原稿の文字さえ何度も読み間違えた。
 
 しばらくは自分の修論を読み返すこともなかった。(まあ、単に忙しかっただけではあるが…)。それから小説のネタになりそうなぐらいの派手派手な日々が過ぎ、一年前からまた恥の上塗りをしようとしている。性懲りもなくカビの生えたような論文を引っ張り出してきたのは、10年間、自分の中で「現象学」と「記号論」が色あせなかったことが大きい。狼男になれたことも重要な要因かも知れないが。

 モチベーションは奇妙なほど高い。走れるところまで走ってみるつもりだ。

 

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