« 鳴門教育大学国語教育学会(8/23)で発表決定 | トップページ | ポニョと黒猫 »

2008年7月30日 (水)

国語教師とトリックスター

 大体国語の教員は、基本的にトリックスターなのだろう。この前授業をしながら「国語はいかに君たちの日常の『常識』を捨て去って本文そのものと対決できるかがポイントだぁ。」等と叫びながら、そんなことを考えていた。
 
 もちろん、奇をてらったことをいっているつもりはない。「熊男の住処」にもアップしてある昔書いた変な論文にも頻出する「揺さぶり」とか「異化」とかは、結局いかに自己の内面において固定観念となった「常識」から抜け出し、目の前の現実をありのままに見つめることができるかということに他ならない。それは激しく変化する「現実」に対応するための能力として不可欠なものではあるが、見方によっては「非常識になれ」ということにもなり、まあ普通の人にはなかなか理解されにくいのは当然ではある。

 ウィキペディアなんかにも「トリックスターは社会をかき乱す働きをするが、結局すべてうまくおさまる。」とか「プロメテウスのように文化的な英雄になるタイプもいる。」とか書いてあったが、国語なんかを生業にする輩にそんなつごうのいい結末は期待できまい。せいぜい山にこもって隠者の文学でもしたためるのが小トリックスターの末路だろうが…。

 微妙に愚痴っぽいのは追い詰められているせいかもしれません^^;

追記 トリックスターというのは「ポニョ」のフジモトみたいなタイプを指します。あの人オーディンの化身ということになっているらしいですが、そういう設定自体が悪戯(トリック)みたいなものだと思いますけどね。
 

|

« 鳴門教育大学国語教育学会(8/23)で発表決定 | トップページ | ポニョと黒猫 »

修士論文「『自己認識』を促す国語教育の研究」戯言解説」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/216436/42016275

この記事へのトラックバック一覧です: 国語教師とトリックスター:

« 鳴門教育大学国語教育学会(8/23)で発表決定 | トップページ | ポニョと黒猫 »