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2008年9月23日 (火)

今ごろ『バカの壁』

 結構おもしろいという噂は以前から聞いていたのだが、いつでも読めると思っているうちに今まで読まずにおいたのを、ふと書店で見かけたので買ってきて読んでみた。

 いや、おもしろかった。それぞれの章の題材に自分の興味あるものが多く、つるつる頭に入っていく。「教育者」という立場から書かれた内容も多く、そのような点でも興味深く読ませていただいた。

 おかしなことに読んでいて、既に一度読んでいるのではないかというようなデ・ジャブに近いものを感じていた。(実はこの本に限らず、私はその本を一度読んだのではないかということをよく感じる。じじいになって、それなりにのべの読書量が増えてきたため、既に取り込んだ知識が頭の中でせめぎ合った結果なのかもしれない。実際読んでて忘れている可能性もありますが^^; 書店で立ち読みはしているか…。)

 例えば、プラトンのイデアとソシュールのラング(さらにはフッサールの原的直観)は同じものじゃないか等と前に書いたが、同じような内容が出てきている。まあ、これは実は常識の部類だったのかも知れない。

 第六章「バカの脳」の「ニューラル・ネット」とか、「意外に鈍い脳の神経」とかも非常に興味深く読ませていただいた。これもたぶん別の何かの本で読んだことのある内容だとは思う。読んでて自分が以前書いた「ステレオグラムと時間意識」の内容にちょっぴり自信がわいてきた。

 実は以前、養老孟司さんの話を生で聞く滅多にない機会を逃したことがある。前任校は研究校だったため、年に一度講演会を開いて著名人を招くのが通例になっていた。小学校と中学校と別々で、年に二回そういう機会があった。ある年、隣の小学校で養老孟司さんが講演なさることになり、ずいぶん前から楽しみにしていた。ところが、講演会当日の昼頃、近くで「変態おじさん」が出現し、急遽登下校の生徒達を見守るために、付近一帯をパトロールすることになってしまった………。養老孟司さんのあの話を聞きながら同僚達がどんな反応をするのかも楽しみだったのだが、本当に残念である。

追記
 というわけで、直前の記事のコメント通りに、とりつかれたように読書をしている。この一週間に4、5冊読んだ。11月に二つの研究会で発表させていただく予定なのだが、それまでに、発表で引用する予定の書籍をもう一度頭から読み直してみる予定だ。『ソシュールの思想』『行為としての読書』『一般言語学講義』等々。うーむ我ながら気合いが入りすぎているように思うのは気のせいだろうか。実際「現実逃避」かも知れない^^;

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