« あけましておめでとうございます! | トップページ | ありがとうございます! »

2009年1月 4日 (日)

ハッピーエンドが好きだ。

 正月に去年録画しておいた映画を何本か観たが、どいつもこいつも暗かった。自分がそういう映画を選んで観ているのじゃないかといわれればそれまでだが、それにしても救いがない映画が多すぎる。全てハリウッド系の映画だが、ハリウッド映画はハッピーエンドが売りじゃなかったのか?それも一見大衆向け、子供向けに見える映画にそういう傾向が強いような気さえする。

 去年記録に残る大ヒットになったらしいあの映画も噂に違わず暗かった。もちろん救いが全くない訳ではなくて、このシーン一つあれば後はいらないというような箇所もある。それに、あれがヒットする理由も今の北米の状況を考えればマーケティングの結果かなと納得はできる。商業主義を否定はしない。

 私はハッピーエンドが好きだ。人生の暗い側面を直視したような「私小説」的作品を否定はしないし、嫌いでもない。しかし、真に完成度の高い、展開に必然性のある作品として仕上げるという点ではハッピーエンドの方がむしろ難しいのではないか。甘いだけの展開では「そんな実際には簡単にいくわけないだろ。」とかえって観客の心は冷めてしまう。暗い展開は、主人公をどん底にたたき落とせばいいのだから、展開としてはむしろシンプルだ。(逆にシンプルと思わせないような「暗い展開」を創り出すのも一つの技なのだろうが…)

 要は明るいか暗いかといった「落ち」ではなく、そこに至る過程なのだろう。必然性もあり、同時に意外性もある筋書きをどう創り出すかだ。まあ、人生も似たようなものか。


追記

 「シンプルと思わせないような暗い映画」で思いつくのは「ガープの世界」だ。これは暗い。暗いけど単純ではない。さらには「イングリッシュ・ペイシェント」。原作の『英国人の患者』もなかなかよかった。これも暗い。展開も落ちも暗いのになぜか観ると元気がでる、という点でも共通している。

|

« あけましておめでとうございます! | トップページ | ありがとうございます! »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/216436/43632778

この記事へのトラックバック一覧です: ハッピーエンドが好きだ。:

« あけましておめでとうございます! | トップページ | ありがとうございます! »