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2009年7月 5日 (日)

ヤナーチェクのシンフォニエッタ

 仕事をするのにBGMにしようと、加入している有料音楽サイトで適当な曲を探していたら、これが聴けるようになっていたので今聴いている。
 ウィキペディアで調べてみたら、ヤナーチェクはこの曲を「勝利を目指して戦う現代の自由人の、精神的な美や歓喜、勇気や決意といったもの」というテーマで書いたのだそうだ。

 「1Q84」は、象徴する意味が比較的読者にわかりやすいように意識的に書かれているような気がする。その代わり、登場する様々な事物間の関連が複雑で、「空所」だらけで、本当に最後の一ページまで展開が読めなかった。それなのに読後には、物語全体の展開に、他の展開が考えられないぐらいの必然性を感じた。

 どこかのブログに、BOOK2でやめておくべきだ、そうでなければ後の展開は必ず陳腐になる、そんな展開を見たくない、と書いてあったが、私はそうは思わない。これほどわかりやすいテーマを、これほどの意外性と必然性をもって記述する力のある作家が、これ以降の展開を陳腐にすることなど考えられない。たとえ落ちが陳腐であっても、作品そのものは陳腐になどなるはずがない。それを言うならBOOK2の段階で落ちは既に陳腐だ。(もちろん一般的な意味で言えばだが…)

 結論はただ一つ。村上春樹さん、何年かかってもいいから、BOOK3とBOOK4を書いて下さい。待ってます~。

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