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2009年10月14日 (水)

ツンデレ女と不死身の男

 そういうテーマで作られている作品をよく見る。映画、小説、漫画を問わずだ。キャラクターの特徴としてそういう味付けがされている作品だったら、それこそ平安の昔からあっただろうが、それがテーマそのものになっている作品が最近やたらと多い。

 権威とか、価値とかいうものは、人の自由を奪う代わりに、その分人の心を守る働きもしていたのだろう。その力が弱まった現代社会において、個人は自分を守るために二つの道のどちらかを選ばざるを得なくなる。つまり人を寄せ付けないぐらいに攻撃的になるか、どんな攻撃にも耐えられる不死身になるか。(消極的な意味での「個人」でいようとすればだが)。

 そうすると基本的に男は誰でも、子供の頃に母親から守られていたという古い記憶を心の奥に持っているため、「不死身」という選択をせざるを得なくなる(ような気がする)。つまり表に出てくる態度はどうであれ、本質的な意味で女性には逆らえない。これは今に始まったことではなく、それこそ太古の昔からそうであった(ような気がする)。消極的な意味での「個人」でいようとする限り、この無意識領域からの縛りに抗うことはできまい。

 まあ前にも書いたが、現代社会はようやく人の一生の青年期のような段階に入りつつある。我々は様々な「価値」を再選択しようとしている。「ツンデレ女と不死身の男」もそういったアイデンティティ混乱期の一つの形といえるのではないか。いつかそういう段階を乗り越えて、一人一人が「積極的な意味での個人」となる大人の時代がやってくると信じている。

※ 「積極的な意味での個人」であっても、結局不死身にならざるを得ないような気も…。うーむ^^;

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