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2010年1月 2日 (土)

岩崎弥太郎といえば…

 子供の頃読んだ偉人伝の一つに彼が主人公のものがあった。偉人伝といっても、様々な人物の特徴的なエピソードだけを集めたようなものだったと記憶している。実はそのエピソードを、よく授業で話す。

 「ものごとは見かけ通りとは限らない。」というタイプの話、つまりクリティカルシンキング系の話をする時によく登場してもらうのだ。それはこんな話だ。

 岩崎弥太郎が、ある時部下達にこんな謎かけをした。
 「一から始めて一億まですべて数えるのに、一体どのくらい時間がかかるか?」
 部下達は最初は軽く考えていた。風呂場で百まで数えるようなもので、何日もかからないだろうと最初は考えた。しかし、次第にそう簡単ではないことに気づき始める。
 単純に数を音声として発するのに要する時間もばかにならない。例えば「22222222」を言葉にすると、「にせんにひゃくにじゅうにまんにせんにひゃくにじゅうに」となり、実際唱えてみると数秒はかかってしまう。更に一日のうちで寝たり食ったりする時間を引いた実際にそれを唱えることが出来る時間等、様々な要素を加味して、後に弥太郎の元で三菱財閥を築き上げる部下達が出した答えは「五十年」、つまり人の一生かかるというものだった。

 部下達が億だ万だと数字にすぎないものを現実であるかのように語っているのを見て、弥太郎はそれをいさめるためにその問いを投げかけたのだとその偉人伝の結びにあった。

 記憶で書いているので、微妙に間違っている部分もあるかも知れない。子供の私に強烈な印象を与えたことだけは間違いない。

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