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2010年1月24日 (日)

「私を月まで連れてって!」

 そういう題名の漫画が、中学の頃、高校生の姉から借りた本の中にあった。その中に妙に印象的なシーンがあった。
 主人公の女の子のお兄さんは科学おたくだった。科学的な物しか信じないという信念のあまり、非科学的な物が実際目の前を通っても、全くそれに反応しない。目の前に確かにある物を、存在しない物としてノー味噌で処理してしまうのだ。

 中学生の私にとってその話は「漫画の中の世界」の話でしかなかった。ところが、その場面のイメージが30年もの間消えなかった。

 最近私が書くものに出てくる「記号論的言語観」は、特に具体的なコミュニケーションの場面に、それを観点とすることの根拠を求めている。それは論をシンプルにすることで、20分という短い発表でも、「自己認識を促す国語教育の研究」の根幹部分が伝わるようにという配慮による。
 しかし本当は、対象を「現実認識のほとんど全て」に拡張したい。そして、それを観点とすることが出来れば、他教科も巻き込んだ、生徒個々による、「教育」という名の壮大な自己カウンセリングが可能になる。

 つまり、単にコミュニケーションの際によりよい言葉の受け渡しが出来るようになるというだけでなく、よりよい「現実認識」が出来るようになることを目指す。自分の認識の枠から外れたものが目の前を通った時にも、その存在に気づくことが出来るように。

(しかしこれの執筆は一体いつになることやら…。)

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