« 『ソーシャルブレインズ入門』 | トップページ | 「時間認識」という「波力発電」 »

2010年3月 3日 (水)

補色と音

 恒例の戯言コーナーである。いつものど素人の戯言なのでそのつもりで読んでいただきたい。以下は『ソーシャルブレインズ入門』を読みながら思いついたことである。仕事その他で追い詰められているとこういうのを書きたくなるのだ。あくまでも思考の遊びなので、あれこれ深読みするべからず。

 カテゴリ「『時間意識』戯言」をちょいと復習しよう。
 そもそもこのへんてこりんなカテゴリーは、ステレオグラムを見ていて、ずれた画像を一つの「像」として見てしまうような脳の機能が、視覚以外にも存在するのではないかという直感から始まった。それで私が思いついたのが「時間意識」だった。同じ刺激に対して反応する複数のニューロンの発火深度のずれがステレオグラム的に脳内で融合されて、「時間の流れ」を人に認識させているのではないかというわけである。(→「ステレオグラムと時間意識」)
 そしてさらに、一つの「現実」の認識が一定期間安定するためには、複数のニューロンが、まるでピンボールの玉がピンの間を激しく行き交うように互いに誘発し合いながら発火し、代わる代わる「ずれ」た状態を作り続けているのではないかという戯言を述べた。そしてそれは目が覚めている間、「おき火」のように持続しているのではないかと。(→「ハウリング」)

 しかし、もしこれが「戯言」でなかったとしても、証明するのは不可能に感じられた。脳内に1000億個以上あるとかいう神経細胞の動きを、どんなハイテク機器を使っても正確に追うことなどできるはずがない。
 さらに、一つの刺激に反応するシナプスはたしかに脳内に複数存在するが、クラスター状(カラム構造)になって一カ所にまとまっているという記事が『ソーシャルブレインズ入門』に書いてあった。「ずれ」が生まれるためには、脳内で、ある程度離れた位置にあった方が有利なはずである。
 それで恒常的に「時間意識」を感じ続けるためには、何か極めて日常的なものの認識において、一つの事象から同時に受ける複数の刺激をそれぞれ担当するニューロン群が、脳内の離れた部位にあるのではないかと考えた。

 さらに、脳内で距離をとるということで、ふと思い出したのは、脳のしわとか脳梁の存在である。脳細胞がぎっしり詰まっている方が有利なはずなのに、なぜしわをつくったり脳を右左に分割したりなどしてニューロン同士のつながりをわざわざ遠回りにしなければならないのか。それは「遠回り」にすることで距離を取って、「ずれ」が効果的に発生しやすいようにするためではないかと。「時間意識」を得るために、「ハウリング」を発生する可能性の高い部位が、互いに離れよう離れようとして、脳内を隙間を探して伸びていき、しわになったという訳だ。

 それで「極めて日常的で、同時に複数受ける刺激」という条件で連想したのが、補色と、音である。
 補色とは、例えば赤と緑を混ぜると白になるといった二種類の色彩の組み合わせのことをいう。音については、日常のさまざまな「音」が、一つの音のように聞こえても、様々な振動数の音が組み合わされているはずだ。
 それで勝手な予想を立てた。おそらく補色関係にある色に反応するニューロン群は、それぞれ脳の右左に別々に存在すると。同様に異なる振動数に反応するニューロン群も、ある程度の振動数域の幅別に、それぞれ脳の右左に分かれていると。

 実はネットのどこかにfMRIによる色と音に反応するニューロン群の分布図があるのではないかと探してみたが、発見できなかった。(色は脳のあちこちに反応する箇所があるという記事だけ見つけたが)。それで見切り発車的に自分の頭の中にあった考えを文字にしてしまった。

 繰り返すが、ど素人の戯言なので、是非読み流していただきたい。

※ これで最近考えていた戯言は全て文字にしてしまったので、心残り無く本職の遂行に邁進するつもりです^^;

|

« 『ソーシャルブレインズ入門』 | トップページ | 「時間認識」という「波力発電」 »

「時間意識」戯言」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/216436/47719122

この記事へのトラックバック一覧です: 補色と音:

« 『ソーシャルブレインズ入門』 | トップページ | 「時間認識」という「波力発電」 »