翻訳ソフト
去年、私が小論指導していた女の子が、とある国立大学の本番入試でこんな問題に出会ったそうだ。
「とある国が、インターネットを始めとする様々な情報戦略を展開して世界をコントロールしようとしている。これに対して日本としてはどのような対抗策が可能か?」
なんだか妙に気合いの入った入試問題だが、本当にそんな内容だったらしい。
それに対して受験生の彼女は、「日本が国レベルで検索エンジンを開発する。」という結論にたどり着く小論を書いたそうだ。
私はそのアイディアの切れの良さにびっくりして、「俺が大学関係者だったら、必ずあなたを合格させるよ!」といってあげたら、本当に合格していた。
「検索エンジン」はともかく、「翻訳ソフト」はどこかお金と人材のあるところが我々が無料で使えるものを作って欲しい気がする。
マウスを持っていくだけで単語の訳がポップアップするタイプのフリーソフトがあって、結構重宝しているのだが、文、文章単位になると、なかなかまともな「翻訳」をしてくれるものがない(ような気がする。あれこれ試してみたわけではないが…。)
あんまり高性能な翻訳ソフトを作ると、それに頼ってしまって英語の学習をしなくなる、ということなのかも知れない。いっそのこと同時翻訳の補助電子頭脳を作ってしまったらどうかと。そうすると「英語」という教科がなくなってしまって、それはそれで社会問題になってしまうかな^^; (もちろん冗談ですよ)
追記
どうせ小学生に英語を教えるのなら、翻訳ソフトの使い方も一緒にレクチャーしてやると、彼らは教師無しでどんどん英語力を付けていくような………気がするだけです^^;
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 公開ラブレター!(2017.12.31)
- 今年の抱負(2018)(2018.01.01)
- ベーシックインカムと人工知能 -世界の再創造-(2018.01.03)
- VR(バーチャルリアリティ)(2017.07.29)
- 無限とは何か?(2017.06.30)
コメント
自分もたま~に難解な英文があったりすると、辞書使いながら翻訳ソフト使ったりします^^:
ただ、「こんなんしちょって今度のテスト大丈夫やろうか・・・大丈夫じゃねえな」と、自問自答、コソコソしながら使っているので出来るだけしないようにするつもりです(笑)
高性能の翻訳ソフトが出来ると、小学生達もそれを使いながら外国の方達ともフレンドリーに会話出来たりしちゃう・・・かも?教師からは不要論が出るかもしれませんが、熊男先生のおっしゃるとおり、あくまで補助教材として使う程度なら大丈夫なんじゃないかなと思ったりします。
投稿: KOH | 2010年5月25日 (火) 21時14分
単語力はそういったソフトで補ってしまってもいいような気もします。なにしろインターネットの時代だからね。
でも以前新聞の投稿記事でどこかの大学の先生が、構文だけはしっかり学習すべきだとおっしゃってましたが、それは確かにそうだと思います。この前20年ぶりに構文を復習してみたら、はっきり自覚できるぐらいに読解力がアップしました。
それから変な「つぶやき」のへたくそな英文もズルしてますが、あれを作文する過程でも、「これはいくら何でも変だろう」と翻訳ソフトにつっこみを入れるだけで読解力がついたような気がしたので、まあ実体験に基づく「戯言」だったわけです^^;
しかしこの日記は、人様の迷惑にならない程度に時々はったりを語ってますので、あんまり本気にしないで下さいね…。
投稿: 熊男 | 2010年5月25日 (火) 22時16分