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2010年9月12日 (日)

サイエンスZERO 「宇宙の未来を決める 暗黒エネルギー」

 朝早く目が覚めたので、NHKオンデマンドでサイエンスゼロの「暗黒エネルギー」の回を見ていた。
 
 ちょいと朝から頭の体操をしていたようなものだが、あれこれ考えさせられて面白かった。

 アインシュタインの宇宙項の話が出てきた。ウィキペディアにはこんなふうに書いていた。

「1917年の論文ではアインシュタインは、宇宙項を含む式を発表した。その理由は明確には語られていないが、宇宙定数をわずかに正とし「万有斥力」を導入することで質量が持つ万有引力に拮抗させ、定常な宇宙を導くためと言われる。」

 つまりこういうことか。宇宙にもし引力だけしかないとしたら、物質はお互いに引き合って何もかも一カ所に集まってしまうはずだ。だから、物質同士のバランスをとるために反発し合う力である「斥力」が必要になってくる。
 アインシュタインは、早い段階でそれを想定しようとしたが、ビッグバン理論によって「斥力」を必要としない宇宙モデルが提示されたから、宇宙項を取り下げた。
 ところが十年前に、「離れた場所の星々ほど急速に遠ざかっているように見える」という観測結果が発表されたために、「斥力」の存在が再びクローズアップされ始めた。

 で、いつものポアンカレ予想なのだが、もし宇宙が3次元球面、つまり果てがないのに閉じていて、まっすぐ進むと元の場所に戻ってしまうような空間だったとしたら、宇宙の全ての場所において全方位から引力が来ることになり、「斥力」を想定しなくても、バランスが取れるような気がする。物質全てが、右からも左からも、上からも下からも、前からも後ろからも引力を受けるので、どこか一カ所に集まったりしないと思うのだが。

 このブログに初めてたどり着いた方のためにお断り申し上げますが、このブログ、特に「時間意識戯言」は全面的にど素人の戯言で構成されていますので、そのつもりでご覧になって下さいね^^; 長屋のご隠居の世間話みたいなものです。


追記

 NHKは、公平・公正な報道をせざるを得ない立場にあって、実際にそういう報道をしていると思うのだが、当然番組を制作する人たちにはそれぞれ自分なりの思いがあって、それが時々番組ににじみ出ているように思う。その抑制された感じが、私みたいな偏屈な人間の想像力をくすぐるので、それ自体一つの魅力になっている。
 「暗黒エネルギー」論の結末は世界が全て引き裂かれて終わる、というシーンあたりで、なんだか「その論を容認するとこんな悲惨なことになってしまうんですよ~、それでもいいんですか~」というメッセージが聞こえたような気がした。


 

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