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2011年2月28日 (月)

脳波

 実にばかばかしいほど間抜けな話だが、私は脳波の存在を完全に忘れていた。「時間意識戯言」の柱の一つ「ハウリング」は、誰でも知っている脳波に関係がありそうだ。なにしろ高校時代の理科選択は「物理」「化学」である。そんなやつがノー味噌について語ろうというのだから、まあそんなものである。

 「時間意識」を安定して感じるためには、複数のニューロンの発火の「ずれ」が一定の状態を保ち続け無ければならない。そうでなければ、熱で伸びてしまったビデオテープを再生するように、「時間意識」が不安定になるはずだ。そんな発想から「ハウリング」のアイディアが生まれた。だから「ハウリング」のイメージとして、それがタイミングのずれた複数のニューロンの発火であることがわからないほど、恒常的に発火し続ける様子を想像していた。フェラーリの12気筒の爆発音が、完全にひとつながりの音に聞こえるように。

 脳波は名前通り「波」だ。波だから高い部分と低い部分があり、周期がある。例えばα波とかは10Hz(0.1秒に1回)ぐらいの周期とどこかに書いてあった。ということは、完全に同期した一群のニューロン(おそらくはカラム構造一単位)が、他のニューロン群と「ハウリング」を起こしていると考えるべきなのだろう。
 まあ、同じ刺激に反応するニューロン群がカラム構造になって一カ所に集中しているという話を聞いた時点で、そんな構造だったら距離が近すぎて、「ずれ」が生まれないはずだなあと感じていたので、むしろ疑問が一つ解消したといってもいい。

 こうなると「ハウリング」という言葉を使い続けるのも照れくさいが、今更の話ではあるし、このまましらを切り通そうと思う…。


追記

 今日、ちょいと高校の「生物」の教科書を借りて読んでみた。なかなか面白い。生物の参考書には、シナプスが電気を生む様子なんかも丁寧に説明されていて、なるほどやっぱりニューロンの「共振」は電気的なものでよかったんだなと、冷や汗をかいた。以前このブログで、ニューロンの共振は物理的なものかも知れないと書いたあれである。
 本気で高校の生物を勉強しようか、そういえば微積も勉強し直すとどこかで宣言したなあと、なかなかやるべきことの多い人生で、退屈しなくていい。


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