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2011年4月 6日 (水)

岡城

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 ふらっと竹田の岡城を見に行ってきた。滝廉太郎の「荒城の月」で有名なあの城である。
 子供の頃に来て以来だから、40年近く来てなかったことになる。
 ちょっと前に「桃花源記」を授業で扱ったばかりだったので、満開の桜を見たかったのだ。

 子供の頃に来たときは、なんだか物足りなかったのを覚えている。子供にとって城は天守閣のことを指す。だから、どこまで歩いても「城」がない変な城、という印象だった。

 40年ぶりに来てみて、見事な城ぶりにびっくりした。「荒城の月」からくる先入観もあったのか、もっとぼろぼろの崩れかけた城をイメージしていたのだ。
 一時間ほど見て回ったが、城のある山全体を包み込む不思議な空気に、全く飽きることがなかった。

 まず、信じられないような山奥に城があるということ。そして、天守を始めとしてほとんどの建造物がなくなって石垣だけなのに、その石垣が奇妙な現実感を保っていること。現代人である私が城の「現実感」等と表現するのは理に合わないのは百も承知で、そう表現せずにはいられない生々しさが漂っているのである。

 山奥の山のてっぺんに、異様な規模で広がる、そのまま戦で使えそうなぐらいの現実感を保った、石垣だけのつらなり。

 岡城は、明治の廃城令までは、藩主の居城として使われていたらしい。難攻不落だったらしいが、実際に見てみたら確かにそうだろうと納得できる。
 廃城令で石垣以外が全て壊された後、平野部の城であれば城だった部分にどんどん他の建造物が立ち並んでいっただろうが、山奥の山のてっぺんの岡城は公園以外に利用しようがなく、城の構造がそのまま現在まで残ったのだろう。

 ついでに久住あたりまで走っていく予定だったが、なんだかもう十分という気分になって、そのまま帰ってきた。


追記

 今日は城の日らしい。し(4)ろ(6)。できすぎだなこりゃ。

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