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2011年9月19日 (月)

「蛇の回転」の色のずれ

 この記事の続きである。

「錯視」

 ネットを眺めていてこんな記事を見つけた。

MEGを用いた「蛇の回転」錯視のメカニズムの解明

 ページの最後に「考察」という項目があって、次のように書いてあった。

「『蛇の回転』を構成する色に対する反応時間の違いが観測され、黒、青、黄の順にピークの潜時が遅れる結果となった。この順番は実際に回転する方向、すなわち、黒->青->(白)->黄に対応しているものと思われる。『蛇の回転』錯視のメカニズムは、そのパターンが自然発生的に視覚野を興奮させる性質を持ち、その際に色に対する時間差が動き感(回転感)を生じさせるものと思われる。」

 引用記事からは、単純に反応のずれが「動き」の認識を生むと書いてあるように読み取れる。その場合疑問が二つ残る。
 一つは、色ごとの反応のずれが回転感を生んでいるのなら、もっと色つきのミラーボールみたいに色ごとにぎらぎら光って見えるのではないかという点。
 もう一つは、観察者の視野の中央部分の回転板が回転しないことの説明がつかないという点。

 以前このブログで、視野の中央の視覚情報に対しては脳内での「今」と「過去(脳内残像)」とのステレオグラム合成が「現実」通りに行われ、視野の周辺部については、ずれた視覚情報を一つの物として認識しようとする脳内のステレオグラム合成の力が、やや弱くなっているのではないかと書いた。(→この記事)。むしろそれによって「動き」を効果的に認識しているのではないかと。

 「蛇の回転」は、視点をさっと動かした時や、回転板を視野の周辺部で捉えた時に、より激しく回転する。色ごとの反応のずれは、それらの条件と同様、「脳内残像」のステレオグラム合成を効果的に引き起こす触媒の働きをしているのではないか。

追記

 実は、色ごとに反応がずれるという記事を見た直後は、単純に自分のステレオグラム合成の屁理屈にも都合がいいと考えて一人でうれしがっていたのですが、記事を書こうと考えているうちにだんだん分からなくなってきました。反応にずれがあるとしても、一体何色と何色のずれがどのように合成されてああいうスムーズな「動き」になっているのかとか…。いつもの通り、見切り発車で戯けた思いつきを書き綴っていますが、笑って見逃していただけると幸いです^^; ただ、この話はまた続きを書くかも知れません。

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