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2012年3月 8日 (木)

一つのコンタクトを使い続ける男の話

 今朝、コンタクトを洗っていて、パキッと割ってしまった。
 仕方がないので片目だけレンズをつけて出勤した。
 すぐに購入した眼科に電話をかけたが、カルテを調べてみると前回購入したのが5年前だということだった。「間違いないですよねえ。」という電話の向こうの看護婦さんの声があきれた調子だった。

 そういえば最近どうも装着感が良くなかった。なんだか目がごろごろするので、ついに何とか炎の類をやってしまったのではないかとびくびくしていた。ひょっとしたら既に割れた状態のまま使っていたのかも知れない。

 大体私は物持ちがいい。単にケチなだけかも知れないが。
 確か、10代から30代にかけて、一つのコンタクトを14年間使い続けたと記憶している。

 ある日の夕方、土手をランニングしていて風で目にほこりが入った。コンタクトはほこりが入ると身動きが取れないぐらいに痛む。それで立ち止まって目をこすっているうちに、コンタクトがぽろりとこぼれ落ちた。
 どうも草むらに入ってしまったらしい。夕暮れ時の薄暗い光を頼りに30分ほど探したが、見つからなかった。転がっていったあたりに石を積んで目印にしてその日は帰った。次の日また出かけていって、探すこと1時間、ついに草の間に転がっているレンズを発見した。普通に買いに行けばすむものを、そこまでして探すというのは、どうも探し出すことそのものをおもしろがっていたような気もする。

 30過ぎのある年、ついに片方のレンズが割れてしまって、買い直しにいった。ところが以前お世話になった眼科が無くなってしまっていた。仕方がないので適当に電話帳かなにかで眼科を見つけて出かけた。
 生き残った方のレンズを見せると、そこの眼科の医師から「これは表面が汚れて結晶化してますね。よくまあここまで使い続けたもんですね。でも危ないですからこんなになるまで使わないで下さいね。」と、変に感心されてしまった。

 というわけで、(半分以上諦めているが)万一私が結婚できるとしたら、第一のセールスポイントは絶対に裏切らないことですな。これはそう努力するとかいう類の話ではなく、私の性格そのものと言っていい。(なんでそこに話が行きますねんと、一人ぼけとつっこみ。)

追記

 次の日には新しいコンタクトが手に入りました。ついでに残った方も替えてしまいましたが、びっくりするぐらいに視界が鮮明になりました。もっと早く替えてしまえば良かった…。
 

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