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2013年10月23日 (水)

量子とは何か(6)-重力場はなぜ球状に安定するか-

 「光子の逆説」から始まったこのシリーズも、なんだか本家『時間認識という錯覚』関係並みにネタが尽きない感じだ。一応傍系的な話題のはずなのだが、本編「時間認識」を乗っ取りつつある。『時間認識という錯覚』の改訂版を出すのなら、第六章として書き加えてもいいぐらいだ。(冗談です)

 さて、このシリーズ「量子とは何か」は、本編以上に仮定に次ぐ仮定で、穴だらけのままなのは見ての通りだ。

 量子が周囲の空間から何らかのリソースを奪って粒子化し、リソースを奪われた空間が空気を奪われた真空状態のように、周囲の空間を引き込もうとする。それが重力場の実体であると戯言を述べてきた。

 「穴」のひとつ目は、「リソース」って何なの?という問題だ。

 この「リソース」は、慣性系の動きを邪魔してはならない。慣性系の動きを邪魔するような絶対空間的な「リソース」であれば、全ての慣性系は動くのを止めて静止してしまうはずだ。全ての慣性系の周囲で、影のように系の動きに同調して寄り添い続け、系が加速する時だけ系の動きに抵抗する「リソース」。
 だが考えてみれば、その存在を暗示する事象が無いわけではない。例えば光は全ての慣性系上で同じ速度を保っている。地球がどのような自転方向、公転方向であっても一定の速度を保っていることから、そのことは実証された事実である。光はそれが伝わるための媒質を持たない(もしくは持っていないように見える)のに、慣性系の一部であるかのように振る舞う。このことは、「リソース」も同じように媒質を持たないにもかかわらず、慣性系の一部であるかのように振る舞う可能性があるということを示しているはずだ。そのような性質を持つものが存在可能だということだ。

 また、電子はテリトリーのようなものを持っていて、同じ軌道上には別の電子は重複しないらしい。
 最近読んでいる最中の『ファインマンさんの流儀』のP79あたりに、粒子を二つ閉じこめた空間における粒子の出現確率は、粒子一つ分×2にはならず、むしろ減少してしまうとある。
 これらは、量子が粒子化する際に、周囲の空間から何らかの「リソース」を費やす証拠と考えて良いのではないか。 

 「穴」のもう一つは、なぜ重力場は球状に安定しているのか?という問題だ。

 球状の波である量子が、周囲の空間のリソースを球状に引き込みながら粒子化し、それが密集して伸張できなくなった状態が物体であると戯言を書いてきた。そして周囲の空間のリソースが一種の真空状態となって、さらに周囲の空間を引き込もうとするのが重力であると。
 だがこれには、なぜ真空状態(重力場)は球状に安定しているのか、周囲の空間を引き込んだ後、どんどん薄まってしまわないのかと、簡単につっこむことができる。

 だが、こう考えたらどうだろう。

 粒子化した量子が密集すると、互いの間にはまりこんだようになってすさまじいサイクルで伸縮を繰り返す。その振動は量子が粒子化する際に引き込んだ空間全体(正確には重力場同様、無限遠に到達する広さだが)に及び、短いサイクルで伸縮を繰り返す。物体の周囲では、物体を構成する粒子の振動が周囲の空間全てを引き込んで、粒子の数だけの数え切れないほどの伸縮を繰り返す。これは球状に安定した見かけになるはずだ。

追記

 密集した粒子の間に粒子がはまりこんで抜けられなくなるのはなぜかという問題は、「量子もつれ」なんかもその可能性の一つかなあと考えている。つまり密集した粒子群は、それぞれ他の粒子群を突き抜けて伸張しようとするが、その途中で他の粒子のいずれかとランダムに量子もつれを起こし、伸張から収縮、収縮から伸張への動きの反転を、半永久的に繰り返すことで「物質」としての安定を得ていると。
 これまた穴だらけで、書いてる本人でもつっこみどころがいくらでも思いつくが、まあせっかく考えたので書き残してみる。

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