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2016年3月 5日 (土)

全てのヒトが幸せになること-ヒトの劇的な発展のための閾値-

 いつも思うのだが、ヒトはまだその種としての可能性のほんの一部しか実現できてないと。

 自分たちの「心」がどのように機能しているのかさえ明らかになっていない。
 物質がどのように存在しているのかさえ明らかになっていない。
 時間とは何なのかさえ明らかになっていない。
 自分たちが生きている宇宙がどんな構造なのかさえ明らかになっていない。
 自分たちが生きている地球から飛び出すこともできない。
 なにより
 全ての人々が幸せな一生を送る方法さえ明らかになっていない。

 まあ、間違いなく、ヒトの歴史の中では現代なんてまだまだ「原始時代」だ。
 こんな時代がヒトの最終到達点であるはずがない。

 それでも、ルネッサンスさえ、産業革命さえかすむぐらいに、爆発的に発展する可能性を現代社会は内包し始めているとは思う。

 で、例によって「戯言」ではあるが、ヒトが劇的に発展するための条件を考えてみることにした。

(条件①) 誰でもどのような情報にでもアクセスできること。

 これはインターネットとGoogleさんのおかげで、かなりの部分実現しつつある。「本当に大事なことはネット上では語られない」とよく言われるが、それでもネット以前に比べればはるかにましな状況であろう。なんとか細胞がそうであったように、生半可な嘘ではネット時代の人の目をくぐり抜けることはできまい。

(条件②) 全てのヒトが仕事をしなくても食っていける文化を築くこと。

 別に怠け者を奨励しているわけでなく、このような条件があって初めて、純粋に「真実であるかないか」がさまざまな局面において判断基準になるだろうからである。ヒトはなぜ他者から認められようとするか。それはプライドとか承認欲求とかもあるのだろうが、それ以上に食っていかなければならないからであろう。だからヒトは時に「捏造」したり「剽窃」してまで、自分の立場を守ろうとする。時には自分の知り合いの立場を守ろうとする。「衣食足りて礼節を知る」だ。だれもが食うのに困らない文化を築いて初めて、真の文化的な発展が始まるだろう。

 それは可能だと思う。

 人工知能の発明が、無限の労働力を生み出し、全てのヒトを食うに困らない状態にする。

 人工知能がヒトの仕事を奪うのではないかなどとよく言われるが、ほとんど働く必要がないぐらいに豊かな社会が実現すれば、そもそもそんな心配は無用になる。その時初めて「真実」だけが価値を持つ世の中がやってくる。

 そのような社会では、他者から承認されるために徒党を組む必要もない。「捏造」や「剽窃」などの危険をわざわざ冒す必要はない。膨大な資金を投入したあげく、結局無駄と分かった研究でも、それを隠蔽するためにさも成果があったような虚偽の報告をする必要がない。

 全てのヒトが幸せになる。それが実現したとき初めて、ヒトは全てを理解して、今とは全く異なる存在に進化するに違いない。

 

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