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2016年9月17日 (土)

ダークエネルギーによる宇宙創生、そして加速膨張

 いきなり欲張った題名ではあるが、もちろんこの「戯言日記」のブログ記事なんだから、「量子は球状の波」という本ブログの戯言パラダイムに基づく記事である。戯言パラダイムの詳細については、『時間認識という錯覚 第六章』で確認されたし。

 さて、上記「第六章」で私は、通常物質として引力を生み出すフェルミオンに対して、斥力を生み出すダークフェルミオンの存在を予想した。

 球状の波である3つの光子が、偶然共振(もしくは量子もつれ)を起こして、収縮限界近い状態を保ったまま小刻みに振動し続ける。それが「対称性の自発的な破れ」の実態であると仮説を述べた。
 さらに、収縮限界近くで対称性が破れるのなら、伸張限界近くでも同様の現象が起きるはずだと述べた。そしてそれによって出現するダークフェルミオンは、通常物質と逆の性質である斥力を持つはずだと。

 本ブログの記事「宇宙創生直前 ― 時間と空間の対称性 ―」において私は、光しかない宇宙に、偶然寄り添った三つの光子が共振を起こした瞬間、通常物質の元となるフェルミオン(陽子)が生まれ、「空間」と「時間」それぞれの対称性が破れて、我々の日常的な「世界」が始まったと述べた。
 しかし、先に述べたように、それとまったく同じ確率で、斥力を持つダークフェルミオンも発生するはずである。

 引力を持つフェルミオンと、斥力を持つダークフェルミオンが宇宙に誕生する瞬間から現在に至るまでの過程をシミュレーションしてみよう。

 フェルミオンとダークフェルミオンが同時に生まれたとする。第六章で説明したように、それらが同質量であれば、引力と斥力が完全に拮抗して、それらは離れも近づきもしない。しかし、それらが複数出現した瞬間に、状況は大きく変化する。
 フェルミオン同士は引力を持つため互いに引き合い、次第に集積して天体を作っていく。しかし、ダークフェルミオンは、斥力を持つため寄り集まることはない。陽子単独レベル、つまりダーク水素というべきレベルにとどまって、天体を作り出し始めた通常物質からはじき飛ばされるように離れていく。ダーク水素は、通常物質からも、互い同士からも離れ続け、いわば宇宙の隙間を求めて移動し続ける。ダーク水素は通常物質のない宇宙空間にほぼ均等に散らばり、その結果として光学的に観測することは出来ない状態にある。

 フェルミオンとダークフェルミオンは、生成と消滅を繰り返しながらも徐々に徐々に増えていく。そして、それぞれがある程度の量に達したとき、宇宙空間における場を奪い合い始める。

 斥力を持つダーク水素はバルーンのように拡がり、引力を持つ通常物質を一定の宙域に押しやっていく。そもそもが引力を持ち、集積しやすい通常物質は、その作用の力も借りて凝集し、次第に星雲レベルの大集団を作っていく。それらは、ダーク水素が作り出すバルーンの隙間に押し込められ、泡状の宇宙の大規模構造を作り出す。

 星雲が、バルーンに押しつぶされないのは、それ自体が回転しているからである。「第六章」で説明したように、物質を構成する基本要素である陽子の中でクォークは短い周期で伸縮を繰り返し、3つのクォークが順に収縮限界近くまで収縮することで、質量の中心点が陽子内部で循環し、陽子はそれ自体として歳差運動(首振り運動)を行っている。言い換えれば、陽子はそれぞれ一つずつ、それ自体としての位置エネルギーを持っているとさえ言える。その作用によって、天体は互いの周囲をめぐり、恒星の群は互いに影響し合って長い長い時間をかけて銀河を回転させる。そうやって生まれた遠心力が、ダーク水素の巨大なバルーンの圧力と拮抗する。むしろ、銀河の構造を安定させる要因となる。

 ダーク水素の内部のダーク陽子もまた、質量の中心点が内部で循環しているはずだ。従って、ダーク水素の巨大なバルーンも、バルーン内部で大きな対流を起こしているはずだ。それが銀河自体の回転と作用し合って、銀河一つ一つの奇妙な構造を創り出す。

 さらにフェルミオンも、ダークフェルミオンも、間断なく宇宙のどこかで生み出され続ける。フェルミオンは銀河に吸収され、ダークフェルミオンはバルーンを拡大させる。それがそもそもの斥力の作用と相まって、宇宙を加速膨張させていく。

 この、ダークフェルミオンが宇宙に均等にばらまかれた結果としての、斥力を持つ巨大なバルーンこそが、ダークエネルギーの正体である。


 

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