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2018年1月21日 (日)

シリコンドロップが作り出す「定在波」はクォークが球状の波であることの証拠になる

 あれやらこれやらで、最近刺激の多い人生を送っている。そういうときは創造性が高まるのを経験上知っていたので、くるぞくるぞと期待していた。期待通りで、電磁気学を始めとしてアイディアが頭の中から湧いてきつつある。

 「時間認識という錯覚(増補版)-時間の矢の起源を求めて-」は、ようやく初校が送られてきた。スケジュール的には一ヶ月遅れだが、なぜだが出版社の担当者さんが、4月刊行予定のとろこを3月中に出してしまいたいと申し出てきた。「3月は出版関係が活性化するから」とかいう話である。
 去年の8月に原稿を送って以来、首を長くして刊行を待っていたから、急展開でむしろうれしいぐらいである。それで、最近のアイディアを追加しようかと迷っていたが、発展の余地があるのも悪くないかと内容を追加するのは見送りにすることにした。

 ただし、題名にもなっている「シリコンドロップダンスが作り出す定在波はクォークが球状の波である証拠になる」は、「増補版」に組み込むべき内容だとは思う。

 シリコンドロップダンスというのはこれだ。

 「増補版」でも話題にしているのだが、シリコンのひとしずくを振動するシリコンの平面に落とすと、しずくは平面に接することなく、空中でダンスを始める。これを私は斥力の存在を示すものだと論じているが、そのしずくを中心に、接していないはずのシリコンの平面に、「凍りついた波」が浮かび上がるのだ。「増補版」を書いていた時には知らない知識であったが、これは「定在波」と呼ぶべきものであろう。(『量子論はなぜわかりにくいのか』吉田伸夫(技術評論社)を呼んでいて、その波の存在を知った。まだP25までしか読んでいないのだが…)

 「定在波」は、同じ波形の引き波と押し波が重なり合ったときに生まれる。

ウィキペディアの「定在波」のページ

 本ブログの「戯言パラダイム」、そして3月刊行予定の「増補版」で私は、クォークを「空間の球状の波」としている。そして陽子内部の三つのクォークが順番に伸縮する様子が「陽子の(擬似的)スピン」の正体であると論じている。つまり陽子内部では、伸張状態にある「波」と、収縮状態にある「波」が同時に存在することになる。
 シリコンのような単純な分子構造の陽子群は、共振を起こしやすいはずだ。膨大な数の陽子がシリコン内部で共振しながら、シリコンドロップの周囲に空間それ自体の「引き波」と「押し波」を作り出す。そしてそれが「定在波」を生む。

 既に初校を校正して送り返した「増補版」で私は、「凍りついた波は、押された波が間髪入れずに引かれるので波の形を止め続ける」と表現したが、「定在波」を使えばあっという間に説明できる。完全に「凍りついた波」に見えるのは、引き波と押し波が断続的に繰り返されることによるのだろう。

 むしろ、シリコンドロップの周囲に定在波が生まれていることは、陽子を構成する三つのクォークの正体が、空間の球状の波であることの決定的な証拠と言えるのではないか?

補足

「定在波」は波が拡散せずにその場で上下するものだが、シリコンドロップの作り出す「波」は山と谷がそのままで「凍りついた」ように見える。本ブログの戯言パラダイムでは、陽子を構成する三つのクォークが短い周期でタイミングをずらしながら伸長と収縮を繰り返すというものだ。つまり引き波と押し波も短いスパンで断続的に繰り返されることになる。そういう二つの波の合成としての「定在波」は、山から谷、谷から山といった変化をする間も無く、引かれた最初の瞬間、押された最初の瞬間の合成としての山と谷の状態を保ち続けるような見かけになるはずだ。

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