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2018年4月30日 (月)

近況…「蛇の回転」とディープラーニングの話とか

 4月に入ってあれこれ忙しくなったのもあって、なかなかブログネタも思いつくことが出来ず、とうとう4月も最終日になってしまった。

 ちょっとここに書けないようなこともあれこれあって、こころが右に左に揺さぶられ続けている感じだ。それでもようやく少し落ち着いてきたかなとは思う。

 こころが揺さぶられたとき、その本当の影響は数ヶ月程度経ってから出てくるもんだと思っている。だから、そろそろかなと自分の心を観察しながら日々を送っている。

 ただし心が揺さぶられたときは、なにか新しい思いつきがあることが多いので、そういう意味でも自分の心に期待しながら日々を過ごしている感じだ。

 先月出版した「時間の矢の起源を求めて」は、ちっとも売れてはいないようだ。特にネット書店は在庫冊数にほとんど変動がなく、そろそろ眺めるのも飽きてきた感じだ。ただ五月から電子書籍をスタートさせる予定で、さらにいろんな人に見てもらえたらなあと期待はしている。そもそもネット上にほとんど全文アップしているので、わざわざ電子書籍で読む人はいないとは思うが、選択肢は多い方がいいだろうと考えた結果だ。

 いろいろ思うところがあって、印税は完全に放棄した。ツイッターでもつぶやいたが、三冊の本の合計で550万の赤字で、基本的にこれまで印税は一銭たりとも入ってきていない。それでもわざわざ放棄したのは、数万程度でももうけが出ると立場上面倒だろうということと、そのことであと一冊の出版を止められてしまうような事態を避けたかったからだ。

 後一冊というのは英語版のことで、そもそも「増補版」はこれの出版が目的だったから、悲願ともいうべきだろう。最初の本がイギリスやらアメリカやらフランスやらのアマゾンで売られているから、「ひょっとしたら海外に需要があるのでは?」と短絡したのがきっかけなのだが、夢はいくら見ても人様の迷惑にはなるまい。「増補版」とは別の出版社(海外に販路を持つらしい)から出す予定なのだが、前の出版社との間の手続きに手間取っているようで、話はなかなか進まない。
 英語版の内容は、「増補版」をさらにグレードアップした内容にするつもりだ。特にちょっと前のブログ記事の「月が常に地球に同じ面を向けている理由」等を追加するつもりだ。

 世間のニュースも興味を引くものが後を絶たない。拙著に引用させてもらっている錯視図形「蛇の回転」の作者の北岡明佳さんが、ディープラーニングに「蛇の回転」を見せて、AIにも回転錯覚が起きていることを証明した話などは特に興味深い。それはつまりディープラーニングが参考にしたヒトの「ニューラルネット(の仮説)」とかいうものが本物の人間の脳のニューラルネットに近いということの証明になっていると思うからだ。この話は単独でブログ化すべきだったかもしれない。

 筑波の粒子加速装置が、ヒッグス粒子を発見したCERNのそれと比べて小規模ながら、精密な観測を可能にするものであり、それが稼働し始めたという話も興味深い。

 現代社会は今まさにシンギュラリティのまっただ中にあるのだろう。これから何が起きるのか、楽しみに日々を過ごしたい。


追記

 まあ考えてみれば、ブログ記事のネタはいくらでもあったな…^^;
 書いてているうちに自分が何を考えているのかが明らかになってくると誰かが言っていたよな。

 

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