カテゴリー「ロードスター(RS RHT)」の37件の記事

2017年2月19日 (日)

バードストライク

 RFの払いも手続きもほぼ全て完了して、後は納車を待つだけになった。それでNCと最後の時を過ごしているわけだが、下取りの査定も終わって(5万だったが)後は静かに終わりを待つだけ…という段階になってあれやらこれやらの事件が相次いだ。

 「事件」の一つはちょっとネット上に書くわけにはいかないような話なのだが、後の話の数々を紹介しよう。

 石が一つ、鳥が一羽、フロントガラスに直撃して、石の時にほんの数ミリだが傷が入った。

 で、その話が題名の「バードストライク」かと思いきや、これがまた別の話なのである。

 昨日の昼ごろ、サービス残業をしに職場に行って駐車場に車を止めた時になんだか、ロードスター(NC)の「口」がいつもより大きいように感じた。「口」というのはもちろんフロントのエアインテークのことだが、なんだか一本歯が抜けているようなイメージなのである。顔を近づけると、空気取り入れ口の細い横棒が真ん中から折れて、片側だけ残っている状態になっている。

 あきれながら開いた口の中をのぞき込むと、鳥が一羽エアインテークに顔をつっこんで、犬神家の一族の湖のシーンみたいな状態になっていた。(わかるかな?)

 手を出そうとしたが、鳥インフルエンザのことを思い出してやめた。そのままディーラーに持っていくことにした。それでNCの「口」に鳥をくわえたまま、90キロ高速を走って帰ってきた。

 しかしまあうまいこと「口」につっこんでくるもんだ。鳥には気の毒ではあるが、高速走行中に飛んでくる物体を避けるほどの運転技術はない。

 そもそもいつ「バードストライク」に遭遇したのか全く覚えがない。フロントガラスにぶつかってきたやつは、「口」とはずいぶん離れている。直撃でなければエアインテークを突き破ったりしないはずだ。
 可能性があるのは雪で高速がタイヤ規制になったときに、前にあった小さな白い物体を避けようと思ったが、急ハンドルや急ブレーキが恐くてそのままつっこんだときぐらいだ。雪道で騒音も激しかったし、激突したような音がしたようにも思えないが。
 もし、本当にその時に「バードストライク」に遭遇したのだとすると、一週間以上鳥を「口」にくわえたまま、千キロ以上の道のりを走っていたことになる。

 鳥よ、成仏してくれよ。おいらに悪気はないぞ。南無。

 

 

 

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2016年3月26日 (土)

ロードスターRF

 ロードスターNCに乗り始めて5年半近くになる。本当によく走ってくれた。運転席に座っているだけで幸せだった。

 そのままあの世に行くまで乗り続けるつもりだったが、新型のNDが出たときにちょっと迷った。しかし、NDが1.5Lのみということで、わざわざパワーダウンしてまで乗りたくはないなと見送った。やっぱりああいう車に乗るのには「見栄」みたいな部分も必要である。ちょっとその気になったらそれなりにきびきび走ってくれるといった「思いこみ」みたいな部分も必要である。

 ところがRFが登場した。

 NCについては、「こうだったら良かったのになあ」という点がいくつかあった。

 一つは、屋根をオープンにした状態では、巻き込み風が結構きついということ。そんなに強風というほどではないのだが、長時間はたはたはたと頭をなぶられ続けるのはやっぱり疲れる。頭の後ろについたてみたいなものがあるが、正直ほとんど効果はない。後部がクーペのようになっていて頭の上だけが開く外車の「タルガトップ」を見ながら、「こんなふうだったら巻き込み風も穏やかで、年中開けていられるだろうにな」と思っていた。

 エンジン本体については、(記憶では)フォードから供給されたもので、自社エンジンではないということであり、軽量ボディに載せるのに苦労したという話をどこかで読んだ。まあ15万キロ近く、全く故障なく(マフラーの件は別として)よく動いてくれたとは思う。しかし、車全体のデザインにはやや影響が大きかったようで、NCのフロント回りがややでっぷりした印象なのは、その辺の事情からくるものなのだと思う。NA、NB、NCと代々の写真を比較してみると分かるはずだ。

 電動開閉式のRHTについては、リアウインドウのあたりがデザイン的にやや中途半端な感じだとは感じていた。背中を丸めているような印象と言うべきか。だからリアスポイラーの良いものがないか探してみたが、おそらくは三点灯火を邪魔するといった理由だと思うが、適当な「ウイング」が見つからなかった。

 RFはそういったNCの弱点を見事に克服していた。こっちの考えを見抜かれていたようで恐いぐらいだ。まあ私が考えるようなことは、他の人も同じように考えているということなのだろうが。

 RFの、後部のミッドシップっぽいデザインもなかなかだ。そもそもエンジンが前にあるFRでは、ああいう背中がへこんでいるようなデザインは必然性がない。それをおそらくは、「巻き込み風を少なくする」→「頭の後ろのついたてを大きくする」→「ついたてを支えるためにクーペっぽいラインの支えを作る」という発想で、ああいうフェラーリみたいなデザインにたどり着いたのだろう。

 もう正直めまいがしてきた。初公開された時のRFの「マシーングレー」もなかなか好印象だ。実は前に書いたように、今のNCを購入した時、レッドかシルバーかで迷って、ぎりぎりでシルバーに変更しようとして間に合わなかったという経緯がある。

 買うなら、フル装備でいく。BOSEのカーステに、iPhoneテザリングでネット対応のナビと、ビルシュタインダンパー。17インチが出るなら多分ちょっと迷って17インチ。当然2L。2Lが出ないなら見送り。(まさかリミッターカットの逆輸入をメーカーが奨励しているわけではあるまいが…)

 いや何かを購入しようとするときは、手に入れるまでの過程が楽しいのだよ。

追記

MAZDAの公式ページを見ると、2リットル、17インチで確定みたいですね。
http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/wp/

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2016年2月 5日 (金)

ロドスタNC完全復活!

 ちょっと前の記事で、タイヤチェーンとスタッドレスのことを書き、ロドスタのエンジンがだだをこねている点についても書いた。去年の12月24日からぐずりつつけた来たエンジンにもついに復活の時が来た。ふっふっふ。

 一時は坂を登るのも大変なぐらいにパワーダウンし、5000回転以上でシャッシャッシャーと悲しいまでの異音を立てていたロドスタだったが、整備士さんに乗ってもらって一発で原因が判明した。エンジンではなく、マフラーの触媒の劣化が原因だった。

 その可能性は、プラグがかぶっているような感触から予想はついていて、最初にディーラーに持っていったときにも可能性があるとこちらから話はしていたのだが、「異音」がかえって判断の邪魔になったのか原因が分からなかった。マフラーの触媒が原因で異音は出ないからだ。

 原因は複合的なものだった。おそらく去年のタイヤチェーンの首振り運転が原因で、マフラーの根っこのところを固定するステーが折れていたらしい。それを新しくした際に、もともと劣化していた触媒が大量に落ちてしまって、マフラーが詰まってしまっていた。さらに経年劣化していたマフラーの根っこのジョイントのパッキンが破れてしまって、詰まったマフラーで行き場を失った排気がそこから一気に噴出したらしい。それで回転数を上げたときだけシャシャシャシャシャーと吹き出していたわけだ。運転席に座っている私には、ちょうど車体の真下で発生したその音を、エンジンから聞こえているように感じられたわけだ。

 本格的な修理には、部品や代車の準備に一週間程度かかると言われた。エンジン本体の不調ではないといわれ、回転数を上げないと坂も登ってくれないような状態だったこともあり、盛大に「異音」を吹き鳴らしながら一日200キロ近い道のりを通っていた。音は次第に大きくなっていった。

 一昨日、代車を借りてロドスタを預けてきた。スタッドレスを条件にしたために代車は軽になっていた。人生初めて軽に乗って、そのパワーのなさに驚いた。本当に坂を登るのものやっとである。それで二日我慢した。

 そして今日、ロドスタが返ってきた!

 アクセル一踏みで、ねらい通りの超絶加速(当社比)。だっはっはっーである。
 
 たぶん、数ヶ月以上のレベルで、劣化した触媒がエンジンのふけに悪影響を及ぼしていたのだろう。高速にのって加速を始めると、タコメーターが一気にレッドゾーンまでふけ上がった。エンジンが若返ったかのようである。

 最高。やめられませんな、これは。

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2016年1月20日 (水)

タイヤチェーンからスタッドレスに変更。

 転勤して2年目の冬を迎えている。

 いろいろ思うところあって(実はたいした理由ではないのだが)、大分から日田まで片道90キロを高速で通っている。年間4万キロ走るので、ロドスタには気の毒だがこの数年で役目終了でも仕方がないかなという感じだ。まあ毎日毎日ドライブを満喫しているので車も私も本望といえそうだが…。

 すべては覚悟の上の話で、大体において想定通りではあったが、一つだけ困ったことがあった。それは降雪時にどう走るかである。1年目に同じように遠距離通勤していた同僚の「スタッドレスが楽で良いよ」というアドバイスを蹴って、タイヤチェーンを買ってきた。まあ基本的に偏屈だというのもあるが、一つにはせっかく通勤のドライブをのんびり楽しんでいるのに、スタッドレスを履かせることで乗り味が変わってしまったら毎朝の楽しみが減ってしまうと考えたからだ。またFRにスタッドレスは、雪道の高速では不安が残るのではないかとも考えた。最後はお金の問題だ。そりゃあタイヤチェーンの方が圧倒的に安い。

 ところが1年目。
 初めて雪が降った朝に、私はチェーンをタイヤにまくのに20分ぐらいかかった。体は冷えるは手は凍えるわで、すぐかじかんで動かなくなる手を車に入っては空調の暖気で温めての繰り返しだった。正直泣きそうだった。
 走り出すと、すさまじい振動だった。こりゃ戦車だなと思った。FRのタイヤチェーンは駆動輪である後輪にしか巻かないので、走り始めてアクセルをふかすとフロントが雪で滑って左右に揺れた。揺れるフロントをリアタイヤが抑え込むように走る。「首を振りながら走っていく」という表現が適切であろう。「こりゃ車体が折れるな」と思った。
 しかも、大分の雪はそんなに積もったりはしない。実際に必要な範囲は10キロあるか無しといった程度で、そうは言っても「冬用タイヤ規制区間」はパーキングエリアが基準だから、つまり雪がない道もチェーンを巻いたまま走らなければならない。これがまたすさまじい振動だった。「これは部品が振動で外れるな」と思った。

 それでも装着にも慣れて、なんとかなるかなと思って、週に一回あるかないかのタイヤ規制を何度か乗り越えたある日、普通にチェーンを巻いて走っていたはずなのに、なんだか走りに違和感がある。パーキングで確認しても分からない。そまま走っていると明らかにチェーンが外れかけたようなバシッバシッという悲しい音が聞こえる。なんとかチェーン装着ゾーンまでたどり着いて車から降りて確認すると、両方のチェーンが同時に切れていた。
 次の日、新しいチェーンを買ってきたが、それから一度も雪は降らなかった。

 そして2年目。
 12月頭にほんの少し雪が降った後、すぐにスタッドレスを着けにいった。最初だから後悔しないようにと「もっとも上等のスタッドレスを」と注文したら、めんたまが飛び出るぐらいお金を取られた。しかし、さすが金をかけただけあって、乗り味はチェーンなどとは全く比較にならない。普通に乗っている限りはノーマルとそんなに変わった感じがしないほどだ。ところがそれから一ヶ月半、雪はひらりとも降らなかった。

 そうやって、タイヤを無駄に削っているうちに、なんだかエンジンの調子が悪くなってきた。ついにロドスタも辛抱しきれなくなったらしい。しかも、12月24日の夕方である。ちょっとふかすとエンジンから異音が聞こえるのである。やれやれだった。その日の修理は断られ、次の日にディーラーに持っていっても原因不明。(5000回転を過ぎたあたりで異音が聞こえ始めるのだが、全域でパワーもダウンしていて、ふと今日の帰りに思いついたのは、プラグが一本かぶっているか接触不良状態なのではないかと。今週土曜にそれをサービスに提案して診てもらう予定である。)それから三週間ばかり、だましだまし乗っている。

 そして昨日、今冬初めての「冬用タイヤ規制」。
 
 「最も上等なスタッドレスタイヤ」は最高に快適で、不安のかけらも感じられないほどだ。たまにしか観られない九州の雪景色は心を浄化してくれるかのようだ。最高の気分で通勤できた。そのままどこまでも走っていきたいぐらいに…………………

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2012年12月14日 (金)

赤い車の初車検

 というわけで半月ほど前に車検に出してきた。
 ディーラーに勧められて「エンジン内洗浄(1800円)」という謎の調整もやってもらった。(オーバーホールにあらず)

 代車のデミオのハンドル電動アシストが妙に軽かった。それで赤い車が帰ってきた時、なんだかハンドルもサスも重く感じて、変なところを勝手に調整されてしまったのかと不安だった。しかし、しばらく乗っているうちにすぐに以前の感覚が戻ってきた。

 それどころかなんだかエンジンに当たりがついたみたいになって、妙に気持ちいい。高速にのっかって、2速3速で6000回転ぐらいまで引っ張ると、どこからか「ひいいいいいいいん」といった不思議な音が聞こえてくる。そういえば以前も2500~3000回転あたりで似たような音が(ほんの小さな音だが)していたが、それよりもっとはっきり聞こえる。もちろんエンジンが悲鳴を上げているといったふうでなく、ごく自然だ。

 エアフィルターやら何やら取り替えたためかと思っていたが、ひょっとしたら本当に意識的にセッティングの変更がなされたのかもしれないと思い始めた。まあディーラーに直接聞けばわかる話ではあるが。
 ちょっと前に現行ロードスターのマイナーチェンジがあった時に、発火タイミングやら何やらでエンジンの味付けを変えたという報道があった。そのなかに加速時のフィーリングに関する記述もあったような気がする。

 まあ何はともあれ、あれとつきあい始めて3年を過ぎたことになるが、まだまだ飽きそうにない。2000CCという排気量も適度だと感じるので、本当にこのまま退職するまで乗ってしまうかもしれないが、まあその判断は未来の自分がやることではある。

追記

 乗っているうちに2000回転より上のほとんどで聞こえることがわかった。5000以上がよりくっきりしている。吸気系のエアーエレメントを全面交換しているから、音が強調されるようなタイプにしてくれたのかもしれない。(吸気系から直接音を車内に引き込む「サウンドエンハンサー」なるものがそもそもついている。)
 それから、新車の頃に感じていた、なんだかぬるっと動く感じが復活している。ダンパーのオイル交換でもしてくれたのかも知れない。
 
 

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2012年6月19日 (火)

雨の日の音

 うちの赤い車は、日によってエンジンフィールが違うような気がする。
 なぜだか雨の日の音が気持ち良いのだ。

 だぶん、軽量化の影響もあるのだと思うけど、うちの車はカムシャフトの回転する音らしきジェット機のエンジン音に似た音がよく聞こえる。
 それが雨の音と絶妙のバランスでハーモニーを創り出す。
 鉱石の欠片が、さらさらとさらさらと降り注いでいるようだ。

 もうオーナーになって2年半になるが、まだ飽きない。
 私のようなじじいの身の丈にあった車だと実際思う。
 まだまだしばらくつきあってやるつもりだ。

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2012年1月 3日 (火)

道具は手足の延長

 道具は手足の延長である。これは例え話ではなく、脳の機能的にもそういえるのだといったような話をどこかで読んだような気がするが、実際これを実感できるのが車の運転である。

 誰でもそうだろうが、車は乗り慣れてくると自分が歩いたり走っているのと同じような感覚でコントロールできるようになる。あれこれ考える必要もなく手足が車の動きに連動して勝手に動く感じだ。車の動きが先なのか、自分の動きが先なのかわからなくなるぐらいだ。

 そういった車との一体感という点では、オートマよりマニュアルの方が圧倒的に上だ。エンジンのうなりを聞きながら、自分のねらった方向、自分のねらったスピードになるよう、アクセルを踏み、クラッチを落とし込む。単にハンドルを切るだけが車の運転であるはずがない。(当たり前だが)

 それだけ車と感覚的に一体化してしまうと、自分の体調が車の動きにも影響する。うちの赤い車はスポーツカーとしては操りやすい方だとは思うが、それでも今時の車から考えれば遊びは少ない方だろう。それで乗り手の腰の状態が完全でないと、とたんになんだか走りがぎくしゃくし始める。

 というわけでようやく、運転が楽しくなってきた。休みの間中腰の調子が悪かったのは、まあ家で静かにしておけということだったのだろう。通勤の30分でさえ楽しい車なので、せっかく治った腰は椅子に長時間座るために使ってやるつもりだ。
 

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2011年11月30日 (水)

タイヤ交換

スリップサインが出るまでにはもう少し余裕があったが、持ってもあと半年と言われたので、あっさりタイヤを交換した。

  ロードノイズが少し大きくなってきたかなとは感じていた。もともとバイクが好きだったので、ノイズは大きい方がむしろ気持ちいいぐらいだ。それでもパンクとか操舵不良とかでは本末転倒なので、迷うことなく交換を決めた。

 ノーマル状態の乗り味は気に入っていたので、元のタイヤと全く同じ物を注文した。
 新しいタイヤを履いてしばらくはハンドルが重くなったなと感じていたが、しばらく乗っている内にタイヤが一皮むけたらしく、ハンドルがすっと切れるようになった。
 ロードノイズは確かに減ったが、その分エンジン音が澄んだ響きになって心地良い。そういえば最初はこんな感じだったなあと、新車の時の感覚を思い出した。

 乗り始めて2年、走行距離3万キロ弱。エンジンもサスもまだまだ新車時から変化した気はしない。通勤の30分間でさえ楽しい。今年の冬はどこまで走っていこうか。

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2011年9月 2日 (金)

エンジンオイル

 うちの赤い車は、エンジンオイルを替えるとエンジンを付け替えたみたいにふけがよくなる。回転ののびとかレスポンスとかも改善されているのだろうが、音の違いが決定的だ。そんなに簡単に劣化するというのはまあ多分良いエンジンオイルを入れているということなのだろう。テニスラケットのガットのトーナメントゲージみたいに、高性能なやつは切れやすいというのと同じ理屈で。今度オイル交換する時にはどんなグレードなのかちゃんと伝票を見てみよう。

 エンジンの調子が良い時は、高速にのっかってアクセルを踏み込んでやると、管楽器を吹き鳴らすみたいな気持ちのいい音がする。本当にいつまでもぼんやり聞いていたいような音なのだ。フェラーリとかも実は音を作っているのだといった記事をどこかで読んだが、それはまあそうなんだろうなあと納得できる。前にも書いたが、音が心に与える影響というのは実際馬鹿にならないのだろう。

 しかし車のエンジン音の心地よさというのは、単にイメージ的なものからくるだけとは思えない。なにか人の原初的な感覚に根っこのところがつながっているのではないかと、大げさなことまで考えてしまうが、まあそれはさすがに実際大げさだとは思う。

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2011年6月29日 (水)

縦置きエンジン

 これまでロードスターの乗り心地についてあれこれ書いてきた。
 「道路を滑るようだ」とか「回転数を上げ気味で走ると安定感が増す」とか。
 これは理屈で書いているのではなく、感じた通りに書いたつもりだったが、ふとエンジンレイアウトにも関係あるのかなと思い始めた。

 つまり縦置きエンジン。

 縦置きが横置きとどう違うのかというと、エンジンの真ん中にクランクシャフトが通っているのだが、縦置きはその軸がまっすぐ進行方向に向いている。それが高速で回転することによって、ライフルの弾丸のように安定するというのだ。

 そんな馬鹿なと思うかも知れないが、感覚的にも納得できる部分が大きい。エンジンの回転数を上げると当然吸気音も排気音もうなり声が大きくなる。その音自体もよく調整されていてなかなか気持ちいいのだが、音の印象と反比例するように振動は少なくなり、ぴったり道路に張り付きながら滑っていくような印象になる。狭い車内に静と動が同居する不思議な空間に包まれる。

 たかがエンジンの部品と思うかも知れないが、4つのピストンとバランスを取るためのおもりがあるため、クランクシャフトは結構な重さになる。ドライバーのすぐ目の前に高速で回転する巨大な独楽があるようなものだ。それが弾丸のように前方に突き進み、ドライバーの先導をしてくれている。

 いや本当に乗っているだけで楽しいのだ。そういえばFRは車体の下にシャフトがあったよなあ…。車全体が巨大なライフルの弾ということなのかな。

追記

 もちろんちょいと大げさな書き方をしているので、そのへんはオーナーの気持ちを理解していただけると助かります^^;


 

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